マグロの産地はどこ?

マグロの産地はどこ? : インドマグロ・バチマグロを中心にホンマグロまで、鮪一筋30年の丸長です。 大宮市場を中心に埼玉県内のまぐろなら赤身からトロまで、仕入れの事ならお任せください。

マグロの産地はどこ?

マグロの産地

今回は「マグロの産地ってどこなのか」についてお伝え致します。

マグロって国産以外はどこでとれるんでしょうか?
大間は有名ですよね?

実はマグロって世界中で穫れるんです。

ただ、すべてのマグロが世界中で穫れるわけでは無いんです。
種類毎に生息海域が違うんです。

では、
海ごとに有名な産地と、穫れる種類を分類された画像を農林水産省のページより添付させて頂きます。

日本近海
有名なのは大間ですよね?
他にも、宮崎や和歌山、鳥取のいった南側から、岩手、宮城、青森、北海道といった東北まで、日本各地で漁獲されます。
穫れるのは本マグロ!
日本では全国でマグロが穫られています。

太平洋
太平洋は多くの海域で多様なマグロが漁獲されています。
ハワイ沖でもマグロが穫られているんですよ。
穫れるのはクロマグロやインド、メバチやキハダ、ビンナガなどになります。
ほとんどの種類が太平洋では漁獲されているんです。

インド洋
インド洋にはその名の通り、
インドマグロの有名な産地が多く存在します。
他にもメバチやキハダが漁獲されているんです。

大西洋
大西洋は大西洋クロマグロが唯一穫られている産地になります。
メバチの有名な産地もあります。
他にはインドマグロも穫られています。

どうでしょうか?
産地によって穫れる魚種は違うんです。
メバチは世界中いろんな場所で漁獲されていますね。

しかし、同じ魚種が穫れるからといって、
全ての産地のマグロが同じような味や色になるわけではないんです。

たとえば、メバチマグロを例にすると、
タンザニア沖で穫れるマグロは全体的に色目が薄いピンク色のマグロが多いんです。
逆にマーケサス諸島沖では色がしっかりとあがってくるマグロ、
チリやペルー沖は脂があるねっとりとしたマグロなど。

もちろん個体差もあるため、
すべてのマグロがそうとは言い切れませんが、
おおまかな違いが産地ごとにあるんです。

これは同じ海域に生息する、餌となる小魚の違いや海水温などが影響していると思われます。

しかし、地球温暖化により、
だんだんと穫れる産地も変わりつつあり、
特色も変わっていくと思われます。

皆さんも是非色んな産地のマグロを食べ比べながら、
お好みの産地を見つけてみてください。

弊社丸長では、埼玉県の大宮市場と川越市場で冷凍マグロと生マグロ、どちらも扱っております。
ご興味がおありの方はご連絡頂ければご予算に合わせて、
食べ比べセットなどをご提案させて頂きます。

ご不明な点やお問い合わせなどありましたら、お気軽に長川までお問い合わせ下さいませ。

次回は、
「マグロの養殖」についてお伝え致します。
少し前に近大マグロが有名になりましたよね。
マグロの養殖の問題や特徴などをお伝えします。

マグロの産地