マグロ屋の道具ってどんなの?
今回は「マグロ屋の道具ってどういうものを使っているのか」についてお伝え致します。
業務用に色んな道具を使います。
他の魚屋はあまり使わないものなどを、
お伝えしたいと思います。
まず、マグロ屋といえば、バンドソー!
なんだそれ?ですよね。
私も呼び方を知りませんでした。
電動ノコギリのことです。
これ、大きいサイズと小さいサイズがあるんです。
主に大きいサイズは丸のマグロを四割(よつわり)するようです。
小さいサイズは柵(サク)に加工したりといった細かい作業用。
用途によって使い分けています。
これ、どちらもかなりの勢いで切れるため、
気をつけないと指を落としてしまいます。
私も先日指を縫うハメにあいました。
小さいサイズのバンドソーを写真で添付致しましたのでご参照ください。
次にターレット
これは市場の仲卸業者の必需品ですね。
マグロ屋に限らず利用しています。
3輪の運搬車です。
市場に行けば、ほぼ確実に見れると思います。
後ろが幅広い荷台になっており、
マグロならサイズにもよりますが、4~6本くらいは積めます。
水槽
これは冷凍を扱う店なら所有していると思いますが、
マグロを溶かすときに使います。
形は青く四角い桶のような形です。
包丁
マグロ屋は大小様々な包丁を所有しています。
出刃や柳葉はもちろん、
生マグロを扱う店では、
マグロ切りと呼ばれる長い包丁を所有しています。
長いものだと刃渡り150センチほどになるものもあるとか。
弊社でもマグロ切りを2本所有しています。
ちなみに、マグロ切り包丁は持っていても銃刀法違反にはならないそうです。
街中で持ってたら捕まると思いますが…
ノコギリ
これは所有している店とそうでない店が分かれると思います。
生マグロの頭を落とす時に、中骨を包丁では落とせないため、
ノコギリで落とします。
ナタ
バンドソーが普及し、
ナタを使わない店も増えているとは思いますが、
ブロックから骨を外す身欠き作業で使用します。
なかなかの重さのため、
慣れるまでは筋肉痛になることも…
刃物ばかりですね(笑)
揃えるだけで結構な費用がかかります…
弊社丸長では、埼玉県の大宮市場と川越市場で冷凍マグロと生マグロ、どちらも扱っております。
ご興味がおありの方はご連絡頂ければご予算に合わせて、
食べ比べセットなどをご提案させて頂きます。
ご不明な点やお問い合わせなどありましたら、お気軽に長川までお問い合わせ下さいませ。
次回は、
「マグロの漁法」についてお伝え致します。
マグロってどう漁獲されているのでしょうか?
良く大間の一本釣りはテレビに出ますよね。
他にもいろいろあるんです。