部位によるマグロの違いって?【後編】
今回は「マグロの部位ってどんな違いがあるの?後編」についてお伝えできたらと思います。
今回はマグロのどんな部位がおいしいのか?
これを皆さんに知ってもらえればと思います。
今回も図を使います。
添付をご覧ください。
前回はこの図の分け方について、
お伝えさせていただきました。
今回はそれぞれの部位の違いについて、
お伝えさせていただければと思います。
いきなりですが、問題です。
この腹上・中・下、背上・中・下の中で、
一番値が付くのはどの部位になるでしょうか?
そうです!
正解は腹上です。
何故なんでしょうか?
答えは簡単、マグロで高価と言われている大トロがあるからです。
ですが、
私が一番好きな部位は違います。
背中が一番好きなんです。
理由は一番赤身の味が濃いかなと思っているからです。
あとは単純に歩留まりがいいから。
この歩留まりという言葉聞き慣れないですよね?
魚関連の仕事を行う方はかなり重視する方が多いと思います。
これは魚一匹やブロック一個に対し、
食べれる部位がどれだけ残るかということを歩留まりといいます。
この6ブロックでは背中が一番歩留まりが良いです。
背中は筋っぽくも無いですしね。
では、この筋!
一番多いのはどこになると思いますか?
それは下なんです。
一番動かす尻尾側の下が一番筋が強くなります。
これは腹も背も関係ありません。
どちらも筋は強めです。
また、背の上これも下ほどではありませんが、
頭につながる部位のためか、
少し筋が強くなっています。
ここまでをまとめてみましょう。
脂
腹上>腹中>腹下、背上、背中、背下
歩留まり
背中>腹中>背上>背下、腹下>腹上
筋
背中、腹中>腹下、背下>腹上>背上
このような違いがあります。
他にも多少の違いはありますが、
判断基準としてはこのあたりを中心に考えます。
お客様にご提案する際は、
上記を念頭においた上でご提案します。
皆さんは何を重視しますか?
弊社丸長ではメバチマグロ、ミナミマグロを中心にホンマグロも扱っております。
ご興味がおありの方はご連絡いただければご予算に合わせて、
食べ比べセットなどをご提案させていただきます。
ご不明な点やお問い合わせなどありましたら、お気軽に長川までお問い合わせ下さいませ。
次回は「マグロの稀少部位ってどんなとこ?」についてお伝えできたらとおもいます。