部位によるマグロの違い【後編】

部位によるマグロの違いって?【後編】 : インドマグロ・バチマグロを中心にホンマグロまで、鮪一筋30年の丸長です。 大宮市場を中心に埼玉県内のまぐろなら赤身からトロまで、仕入れの事ならお任せください。

部位によるマグロの違いって?【後編】

赤身とトロ

今回は「マグロの部位ってどんな違いがあるの?後編」についてお伝えできたらと思います。

今回はマグロのどんな部位がおいしいのか?

これを皆さんに知ってもらえればと思います。

今回も図を使います。

添付をご覧ください。

 

 

前回はこの図の分け方について、

お伝えさせていただきました。

 

今回はそれぞれの部位の違いについて、

お伝えさせていただければと思います。

 

いきなりですが、問題です。

この腹上・中・下、背上・中・下の中で、

一番値が付くのはどの部位になるでしょうか?

 

そうです!

正解は腹上です。

 

何故なんでしょうか?

答えは簡単、マグロで高価と言われている大トロがあるからです。

 

ですが、

私が一番好きな部位は違います。

背中が一番好きなんです。

理由は一番赤身の味が濃いかなと思っているからです。

あとは単純に歩留まりがいいから。

 

この歩留まりという言葉聞き慣れないですよね?

魚関連の仕事を行う方はかなり重視する方が多いと思います。

これは魚一匹やブロック一個に対し、

食べれる部位がどれだけ残るかということを歩留まりといいます。

 

この6ブロックでは背中が一番歩留まりが良いです。

背中は筋っぽくも無いですしね。

 

では、この筋!

一番多いのはどこになると思いますか?

それは下なんです。

一番動かす尻尾側の下が一番筋が強くなります。

これは腹も背も関係ありません。

どちらも筋は強めです。

また、背の上これも下ほどではありませんが、

頭につながる部位のためか、

少し筋が強くなっています。

 

ここまでをまとめてみましょう。

腹上>腹中>腹下、背上、背中、背下

歩留まり

背中>腹中>背上>背下、腹下>腹上

背中、腹中>腹下、背下>腹上>背上

 

このような違いがあります。

 

他にも多少の違いはありますが、

判断基準としてはこのあたりを中心に考えます。

 

お客様にご提案する際は、

上記を念頭においた上でご提案します。

 

皆さんは何を重視しますか?

 

弊社丸長ではメバチマグロ、ミナミマグロを中心にホンマグロも扱っております。
ご興味がおありの方はご連絡いただければご予算に合わせて、
食べ比べセットなどをご提案させていただきます。

ご不明な点やお問い合わせなどありましたら、お気軽に長川までお問い合わせ下さいませ。

次回は「マグロの稀少部位ってどんなとこ?」についてお伝えできたらとおもいます。